自己愛性パーソナリティ障害者となると、
・対処する方法はある?
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毒親は自己愛性パーソナリティ障害者の傾向がある
毒親とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりするなど、子どもにとって理不尽なことをして不幸にする親を言います。
毒親は子どものことを自分の所有物としてみている
この親は自分のことしか考えておらず、子どものことも自分のために役立って当然と考えいます。
なぜなら、この毒親は、子どもを”ヒト”として見ていないので、自分にとっての所有のモノと思っているからです。
なので、子どもの気持ちを考えたり、思いやったりすることを全くしません。逆に、子どもが自分より成功したり、幸せになったりすることは絶対許されず、子どもの足を引っ張ることをします。
このような思考を持っている毒親は、精神障害である自己愛性パーソナリティ障害の特徴と同じであり、その可能性も高まります。
毒親育ちの子どもは大人になっても影響する
毒親がする行為は、子どもに非常に辛い経験になり、心に痛手を負います。そして、その毒親に育てられた子どもが大人になっていくと、以下のように影響します。
- 過度に従順・反抗的
- 心身のトラブル、適応障害
- 育児や夫婦関係に支障
- 情緒不安定
さらに症状が酷いと、アダルトチルドレンになってしまうことがあります。
アダルトチルドレンは毒親などの家庭内のトラウマを持っている
アダルトチルドレンは、親や近親者から不適切に育てられたことによって成人してから人間関係や精神疾患、衝動的な行為などの問題や課題を抱えてしまっている人のことを言います。
学陽書房から出版された「アダルト・チルドレンと家族」の著者である斉藤学さんは、アダルトチルドレンの特徴を13個あると解説しています。
- 自分の考えや行動が「これでいい」との確信が持てない
- 物事を最初から最後までやり遂げることが困難
- 本当のことをいったほうが楽なときでも嘘をつく
- 自分に情け容赦なく批判を下す
- 楽しむことがなかなかできない
- まじめすぎる
- 親密な関係を持つことが大変難しい
- 自分には、コントロールできないと思われる変化に過剰反応する
- 常に、他人からの肯定や受け入れを求めている
- 自分は、人とは違うといつも感じている
- 常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである
- 過剰に忠実である
- 衝動的である。他の行動が可能であると考えずに1つのことに自らを閉じ込める
[体験談]毒親育ちの元夫は父親になれなかった
元夫は義両親が毒親で、大人になっても親にされてきたことを苦痛と感じていました。
そのため、一緒にお酒を飲むたびに自分の辛かった幼少期、親にしてもらいたかった思いを何度も話してきました。
元夫は義両親の家から早く出た方でしたが、それでも親からされたことは記憶に残るようでした。
また、毒親に育ててもらった元夫は、結婚しても協調性が人一倍なく、家族というカタチを知りませんでした。なので元夫の戸籍に入っただけで、独身生活と変化はありませんでした。
数年後には子どもが生まれましたが、元夫の生活態度は変わることはありませんでした。休みの日は子どもと遊ぶことはせずにパチンコ三昧でした。
何度も子どものことを考えてほしいと伝えても、彼自身はそもそも何が悪いかさえ理解していませんでした。おそらく毒親に育った元夫は親からきちんと愛情を受けていないので、どのように子どもに接したり、家族を築いたりしていいか分からないようでした。
そのため、何度も夫婦喧嘩をしましたが話し合いにもならず、一方的に筆者がヒステリックになっていました。
また、義父からも父親としての愛情を受けていないので、元夫も自分の子どもが生まれても父親の自覚を持つことができませんでした。
毒親と離れる方法は絶縁が一番望ましい
自己愛性パーソナリティ障害の毒親と話し合っても、相手の気持ちになって話を聞くことができないので、解決することはできません。
そのため、一番の解決方法としては絶縁することになります。
毒親との生活から引越しするだけでも精神的に楽になれる
親だから一緒に暮らしていれば、いつか理解してもらえると思いますが、上記でお伝えした通り、毒親の思考は子どもの幸せや成功を嫌がり邪魔するだけなので、その考えは捨てるようにしてください。
本来は絶縁が一番望ましい方法ですが、現実的には親と子どもの関係なので簡単に縁を切ることができません。
なので、その次にオススメの方法は、早く家を出ることになります。毒親との生活から離れるだけでも距離ができるので、かなり精神的に楽になります。
引越しすることを考え始めると毒親は阻止をしたいので引き止めますが、自分の人生は1回しかないので罪悪感を持たずに前に進むようにしてください。
毒親と離れれないときはカウンセリングするだけでも第一歩
毒親との生活から早く出たくても、すぐにはできない環境の人がいます。そのような方は、第3者に相談してみましょう。
相談先は、学校、中学校、高校にいらっしゃるるスクールカウンセラーや児童相談所、市町村の役所にある相談窓口でできます。
とくに毒親といずれ絶縁したいことを考えてる場合は、早めに女性センターなどの行政に相談しておくと相談記録に残り、引越しをする時には住民票や戸籍の開示制限をする検討をしてくれるところもあります。
また、近くに相談する場所がないときは、オンラインカウンセリングでカウンセラーに相談することができます。パソコンやスマートフォンがあれば、どこでも気軽に利用できます。
とくにココナラのカウンセリングはたくさんのカウンセラーが登録しているので、ほとんどいつでも相談することができます。
辛いくて誰かに話を聞いてほしいと思った時でも気軽に利用できます。そして、カウンセラーと自分に合った対応方法を一緒に見つけてくれます。
さらに匿名で相談することができるので、自分の親が毒親だけど住んでいる街の行政には相談しづらい、親に対して罪悪感が出てうまく対応ができないと悩んでる方にはかなりおススメです。
相談をするには無料会員登録が、必要ですが1分程で簡単にできます。
まずは会員登録をして、料金、電話やメールでの相談スタイルを探して、自分に合ったカウンセラーを探してみましょう。
毒親から離れる準備を進めよう!
毒親は
- 自己愛性パーソナリティ障害の傾向が強い
- 毒親育ちの子どもは大人になっても苦労する
- 引越しするか、誰かに相談をする
この3つを押えておくようにしましょう。
自己愛性パーソナリティ障害は、親子だからと言って話が通じ合える障害ではありません。そして、この障害は医師でも治療するが難しい言われている精神障害です。
そのため、できるだけ家を出る準備を考えるようにしましょう。
また、親を見捨てる感覚になり罪悪感から自分が潰されそうになったら、ココナラのカウンセリングのようないつでも相談ができるオンラインカウンセリングを利用しましょう。
では、次はコチラにも目を通しましょう。知っていて損はしない情報です。