離婚調停するとなると、
・デメリットが分からなくて不安
と悩んでいる方が解決できるブログです。
この記事「弁護士なし必見!離婚調停のメリット・デメリットを知らないと損!」を読むと、弁護士をつけなくても有利になる調停への進め方のカギが見つかります。
Contents
離婚調停は強制執行ができるなど4つメリットがある
離婚調停では、調停委員が当事者双方の主張を聞き、調査、証拠調べをしながら話し合い、合意の上での解決をしていきます。
その離婚調停には4つのメリットがあります。
離婚調停のメリット1 強制執行ができる
離婚調停は協議離婚と違い、取り決めた内容が「調停調書」としてまとめらます。
この調停調書は、慰謝料や養育費の金額、支払い方法、指定の振込みの先の金融機関など、調停で取り決めしたことが細かく記載されてます。
そのため、慰謝料や養育費などを不払いされた場合は、裁判所から金銭の支払い命令がくださすことができます。これを履行勧告といいます。
また調停調書は、強制執行の効力があります。
裁判所から金銭の支払い命令が出ても払わない場合は、強制執行手続きになり、給料や貯金などの相手名義の財産を差し押さえることができます。
また、協議離婚の場合は離婚協議書を作成される方もいらっしゃいますが、そのままでは、履行勧告・強制執行の効力がありません。必ず公正証書にしてください。
離婚調停のメリット2 相手がいないので冷静に話せれる
離婚調停は夫婦のに入って、調停委員が話を進めていきます。
そのため、相手と顔を合わせることありませんので、感情的にならずに冷静に話すことができます。
また調停委員が介入することで、まとまらなかった問題を解決できるように導いてくれます。
とくに金銭問題や親権問題で頭を抱えている方には、話し合いより離婚調停でした方が話がまとまりやすいことがあります。
また、相手の暴力や言葉のDVが怖くて話ができないという方は、相手の顔を合わせずに物事を決めていけれるのでオススメです。
筆者も元夫常に一緒にいた義父が恫喝をしてきたことから怖くなり、離婚調停をすることにした一人でもあります。
離婚調停のメリット3 高額な費用はかからない
離婚調停の申立てにかかる費用は、合計2,000円ほどです。
- 収入印紙代:1,200円
- 郵便切手代: 約800円
このほかに離婚調停を申立てする際に必要な戸籍謄本ぐらいで、平均2,000~3,000円程度の費用で収まります。
離婚協議で行政書士に5万円以上かけて公正証書を依頼するのであれば、離婚調停で「調停調書」を受け取った方が費用をおさえることができます。
離婚調停のメリット4 相手側による無茶苦茶な要望が通りづらい
調停委員を間に挟んで離婚の話を進めていくので、夫婦で話し合って決めていく協議離婚のように、相手側の無茶苦茶な要求や要望は通りづらい傾向があります。
離婚前の別居に必要な生活費や養育費、慰謝料も家庭裁判所が使っている算定表を元に提示されるので、ご自身が認めない限り、相手側が「支払いたくない」といった言い分は通ることはありません。
このことから、モラハラする人や相手の意見を聞かずに自分の要求を押し倒す相手の場合は、夫婦で話し合うより、弁護士をつけなくても離婚調停から始めるといいでしょう。
離婚調停のデメリットは時間と労力がかかる
離婚調停にはデメリットが3つあり、このデメリットは弁護士をつけてもつけなくても差はありません。
離婚調停のデメリット1 調停は平日のみしか実施されない
調停は家庭裁判所が開いている平日にあるため、平日に仕事がある方は休まないといけません。
離婚調停は成立・不成立するまでに実施される回数は平均3~6回と言われています。およそこの回数分は仕事を休んだり、調整したりする必要があります。
離婚調停のデメリット2 精神負担が想像以上にかかる!
離婚調停の期間は、平均で3か月から半年ほどにかかります。
その期間中は、家庭裁判所に出す書類を作ったり、相手から届いた書類を読んだりしたりするので、終始頭から離れることがありません。
また、調停によっては調停委員から強く説教を受けたり、相手の希望に歩み寄るよう説得されたりすることがあり、理不尽な思いをします。
これに加えて、離婚後の新しい生活の基盤も築いていかなけれなりません。
このことから、かなりの精神力が必要となります。
筆者や経験した友人も、離婚調停の2週間前になると頭から離れなくなり、体調を崩していたと話していたほどです。
離婚調停のデメリット3 財産目録など資料作成がかなり大変!
離婚調停では、共有財産や離婚までの流れ、相手への要望をまとめた資料などを家庭裁判所に提出する機会がたびたびあります。
この提出する書類を適当に作ったりすると、調停委員に印象を悪くしたり、話が相手と噛み合わなかったりすることがでてきます。
最悪の場合は相手の言い分が有利になってしまったりすることがあります。
そのため、家庭裁判所に提出する資料作りは、一つ一つ丁寧に作るように心がけてください。
なお、離婚調停が始まるまでに、離婚するまでに至った経緯や自分が求めている条件などをまとめておくと、離婚調停期間内の手間が軽減されます。
離婚調停のメリットとデメリットを把握して冷静になろう
離婚調停は
- 配偶者と直接話し合いしなくていいなど、メリットが4つある
- 調停が平日しか行なわれないなど、デメリットも3つある
- デメリットの1つである書類作成はきちんとすると、逆に有利に繋がる
この3つを押えておきましょう。
あらかじめ離婚調停と良いところ、悪いところを知っておくことで、心の準備ができ余裕が生まれ、物事が良い方向に動きやすくなります。
では、次はコチラを目に通しましょう。知っておいても損はしない情報です。