離婚で調停するとなると、
・相手と会わないようになっているの?
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離婚調停は家庭裁判所で行なっている
離婚調停は家庭裁判所で行ないます。このほかには、婚姻費用分担請求や面会交流調停、養育費の請求、遺産分割調停など、あらゆる調停が行なわれています。
離婚調停では相手と会わないように配慮はされている
家庭裁判所によって作りが違いますが、調停室は基本調停では相手と会わないように待合室が別々になっています。
筆者が知っている調停室は、待合室が調停室を挟むようそれぞれ端に設置されていました。
離婚調停も待合室では他の調停の人と一緒に待つスタイル
調停の待合室では椅子が並んでおり、好きな場所に座れます。
筆者が行なった調停では、ベンチが並んでおり、引き戸を背中にして座るようになっていました。
待合室では、離婚調停以外に交通事故や建物の明け渡しなどの調停などを民事調停をしている方と一緒に待ちます。
待合室では私語しても問題ないので、筆者は当日に相手からの要望を弁護士と相談して決めていました。
待合室で待っていると、担当の調停委員の一人が受付番号で呼んでくださります。弁護士がつけていれば、一緒に調停室に向かいます。
離婚調停は個人面接のようなスタイルで行なわれる
調停室とくにかしこまった感じはなく、普通のシンプルな部屋です。
調停室では男性の調停委員1名、女性1名がいらっしゃいます。そして、その方たちと向かい合う形で当事者と代理人(弁護士)が座ります。
なお、家族は待合室まで同行できますが、調停室までは入室することはできません。
離婚調停の第1回目は簡単な質疑応答で始まる
第1回目の調停は、調停委員の自己紹介、調停に関するルールが記載された紙を渡されます。
そして、調停委員から簡単な質疑応答があります。質疑応答は、基本、申立て書の内容を確認することが多いです。
体験談 調停委員から相手に要求する金額も聞かれる
筆者は、事前に弁護士が離婚に至る経緯や所得、財産、相手に求める点をまとめていました。そのため、質疑応答は確認が多かったです。
婚姻費用請求のときは、調停委員から「婚姻費用算定表を置いておいて、婚姻費用はいくらぐらい欲しい?」という質問もされました。
なお、これらの調停委員との質疑応答は、調停委員がすべてメモをしています。
離婚調停は相手と鉢合うことがあるので注意しよう!
調停では基本、相手と会わないように待合室が別々になっていたりや集合時間がずらされています。
しかし、集合時間は15分程度しかずらされていないうえ、調停を行なう場所は同じなので、必ずしても相手と会わないとは言えません。
筆者は相手側が家族で来ていたこともあり、元夫とは会うことは調停最終日以外に会うことはありませんでしたが、家族とは廊下やエレベーターが一緒になったりすることがありました。
このようにならないためにも、調停委員に会わないよう先に建物を出るようにしたいや、弁護士をつけた場合は建物の外まで側にいてほしいと伝えるといいでしょう。
なお、調停が成立すると相手と会わねければならないことがあります。体験談を含めてコチラで詳しく説明してあります。
離婚調停の雰囲気を知ったことで落ち着いて挑もう
離婚調停は
- 家庭裁判所の調停室で行なう。
- 調停は個人面談のような雰囲気で待合室は相手と別々
- 相手と会わないよう配慮はされているが注意は必要
この3つを知っておくと、緊張や不安が自分の意見をきちんと伝えることできる有利な調停になります。
とくに法的な関係で働いていない人は家庭裁判所に行くだけでも緊張しますので、ご参考ください。
では、次はコチラを目に通しましょう。調停をする人は知っておいて損はしない情報です。