離婚をしたいとなると、
・離婚する前に何か準備をしたらいい?
Contents
離婚したいと思ったら4つの準備をしよう!
「離婚をしたい」と思ったら、早く離婚届を出して新しい生活を送りたいですが、先のことを考えずに衝動的に行動すると失敗します。
とくに離婚は、今後の生活や子どもの環境など、さまざまなことが関わってくるため、簡単に決めることは避けた方が賢明です。
今後の生活を失敗しないためにも、離婚をしたいと思った日から、離婚後の生活をどのようにしたいか考えていきましょう。
離婚後の生活の目処を立てよう!
離婚したいと思った日から、次の新しい生活を送るために必要な「衣・食・住」を軸に考えて生きます。
- 衣→買うお金をどうするか?
- 食→食べるための食費をどうするか?
- 住→住むところはあるのか?
多くの方が、このような軸になります。
3つすべての共通としては、資金源が必要となります。この資金源を準備をするためには、仕事をしなければなりません。
現在、正社員で働いている方やフリーランスなど、それなりの収入がある方であれば解決し、「住」の住む問題だけになります。
しかし、仕事に就いていない方や今の収入では次の生活に厳しいと感じている方は、仕事を探す必要があります。
また、新しい生活のために新居に引っ越す方はすぐにお金が必要となります。そのことから、離婚前には仕事に就いているようにしましょう。
離婚前に仕事探しをするなら資格を取得しておくとベスト!
長い間、働いていない方やレジ打ちなどの仕事をしていた方は、仕事に直結している資格を取っておきましょう。
やはり、仕事が見つかりやすかったり、採用されやすい傾向はあります。さらに、資格手当てもあるので、新しい生活も安定しやすいです。
そのためにも、離婚したい時期から逆算をして、資格取得を目指しましょう。
仕事に繋がる資格については、「転職で有利になる資格を4つの職種別で紹介!」をご覧ください。
離婚までに夫婦で築いた財産のリストアップ!
離婚は、婚姻期間中に2人が築いてきた財産「共有財産」を分け合います。これを財産分与と言います。
この財産分与は「離婚で間違えない夫婦の財産分与の決め方を知っていますか?」で紹介している預貯金、株、年金から住宅や車ローンまで含まれます。
子どもがいる家庭は子どもの預金通帳や学資保険などが対象となります。
このように財産分与は、お金以外にさまざまなモノが対象となりますので、今夫婦が持っている財産を全てリストアップし、整理しておきましょう。
離婚することで決めることや意見をまとめておく
離婚することで、財産の分け方、子どもの親権、買った家の処分、そのローンの対応などといったことを、たくさん決めなければなりません。
離婚後に問題が出てこないようにするためにも、離婚前に、どのようなことを決めておく必要があるか、リストアップしてください。
とくに、子どもがいる家庭は、子どもの面会交流、養育費の金額をどのようにご自身がしたいかノートに書いておくといいでしょう。
離婚の原因となる証拠を集めておこう
不倫など相手に離婚の原因があれば、必ず証拠を集めておきましょう。
なぜなら、離婚時に慰謝料を相手に請求することができるからです。
離婚は、基本夫婦の話し合いで決まります。しかし、決まらなければ離婚調停、そして裁判という流れになります。
離婚裁判では、法で決まった離婚理由が必要です。また、発言に対して証拠が大切になります。そのためにも、些細なことでも残すようにしましょう。
なお、証拠の集め方がよく分からない場合は、弁護士に相談すると教えてくださります。
弁護士の相談について詳しく知りたい方は、コチラをに目を通してください。
離婚したいと思ったら2つの覚悟を決ておこう!
勢いで離婚すると、のちに後悔する方がいます。また、離婚はうつ病が発症しやすく「離婚うつ」とも言われるほどです。
このようにならならいためにも、離婚前から2つの覚悟をもつようにしてください。
離婚調停や裁判になっても「離婚したい」という覚悟を持つ
離婚は夫婦の話し合いをして双方が同意すれば決まりますが、合意にならないと調停になります。
とくに、夫婦のどちらかの親が介入したり、DVやモラハラ、不倫など相手に過失があったりすると、離婚調停に発展しやすい傾向があります。
離婚調停は家庭裁判所に申立てしてから、夫婦の間に調停委員が入る形で離婚を決めていきます。
この調停は基本1回で終わらず、平均3~6回行なわれます。期間は3~6か月かかると言われいるので、なかなかの長期戦でかなりの忍耐力が必要です。
さらに、次回の調停までに必要な書類を作なければいけなかったり、平日しか行なわれない調停のために仕事を休んだりとしなければなりません。
このように、離婚の話を進めて行くだけでとても労力を使います。
筆者も離婚調停をしましたが、仕事や家事、育児の普段の生活を過ごすうえに、調停用の準備をしたり、相手の意見に対してどのように対応するか考えたりしなければなりませんでした。この期間は、かなりストレスで精神的にかなり辛かったです。
このように、かなりの忍耐力と精神力が必要となりますので、離婚したいと思った日から「離婚裁判になってでも離婚をする」というぐらい覚悟をもつようにしましょう。
離婚後に「家族」という未練が残る
子どもがいる家庭でよく起こりうる感情ですが、両親が揃った「家族」という形に未練が残ります。
相手に対ししての未練は残りませんが、子どもから片方の親を失わせた罪悪感から、このような気持ちを多く持たれる傾向が強いです。
この気持ちは時間が解決してくれますが、子どもの学校行事に親が揃って参観することが主流になりつつあるため、羨ましい感情などがでてきやすいです。
そして、簡単に解決できない問題なので、いたたまれない気持ちにもなります。
子どもがいる方で離婚したいと思ったら、学校行事や旅行などを家族イベントなどを気にせず対応できる覚悟を持つようにしてください。
離婚したいと思った日から準備開始の合図!
相手と離婚したいと思ったら、
- 今後の生活の見通しを考え、逆算して行動をとる。
- 離婚で話し合うことをまとめておく。
- 離婚をするのであれば、必ず覚悟を持ってから
この3つを頭に入れておくと、離婚で失敗することを防げ、次の生活も前向きに進めます。
とくに覚悟を持てば、心が乱れることが減るので自分に有利になる離婚を進めやすいでしょう。
では、次はコチラをご覧ください。知っておいて損はしない情報です。