・自己肯定感を高める方法はあるの?
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自己愛性パーソナリティ障害のターゲットは自分がない人
自己愛性パーソナリティ障害の人は支配力がとても強いことから、自分がない人をターゲットにする傾向があります。
この自分がない人の特徴1つには、自己肯定感が低い人が多い傾向があります。
自己肯定感とは生きていくうえでとても必要な感覚
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め受け入れ尊重し、自分自身の価値を感じて自らの全存在を肯定する感覚です。
この感覚を持つことで、自分を尊重する同じで周りの人にも尊重できるようになります。
なので、仕事や収入、職場での人間関係や結婚や恋愛など人生のあらゆるところで、ご自身の自己肯定感の高さが影響を与えることから、生きていくうえでとても大切な感覚になります。
この自己肯定感は、どの人にも培われる感覚で世界共通です。
内閣府から発表され調査結果では、日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンと比べたころ1番最下位でした。ちなみに最上位はアメリカです。
このことから、日本人全体が自己肯定感が高くない国民ということがわかります。詳しくは、内閣府のホームページの特集ページよりご覧いただけます。
自己肯定感が低すぎると幸せになりにくい
自己肯定感の高さは、その日の気分によって高い時もあれば低い時もあります。
なぜなら、この感覚は子どもの頃の教育や家族の環境が大きく影響するので、大人になった時には人それぞれの感覚の高さが違います。
そして、自己肯定感が低い人の場合は、「私はなんてダメな人間なんだ」と自分を責めるのでダメな恋愛を繰り返しやすかったり、仕事を見つけることに苦労したりするなど、幸せになりにくい人生を歩みやすく傾向が強いです。
さらに自己肯定感が低い人は自分に自信がなさすぎるため自分の意思がなく、他人の意見に流され、人に物事を決めてもらいます。
このことから、モラハラや自己愛性パーソナリティ障害のターゲットにもされやすいと言われています。
自己肯定感が低い特徴には自己愛性パーソナリティ障害の同じ
自己肯定感が低すぎる人には、4つの行動パターンがあります。
- 自慢話ばかりする…人よりよく見せたい、スゴいと思われたい
- アドバイスしまくる…相手に認められたい
- よく他人を批判する…自分が上だと感じたい
- とても怒りっぽい…相手をコントロールしたい、相手より上に立ちたい
4つの特徴の中で怒りとして現われている場合は、配偶者やパートナーにDVやモラハラをしやすいです。
そして、度が過ぎていくと、自己愛性パーソナリティ障害という精神障害に該当することになります。
自己肯定感の高い人と低い人の特徴は大きく3つある
先ほど低い人の特徴は触れたのですが、自己肯定感の高い人、低い人には大きく3つの特徴があります。
自己肯定感が高い人の3つの特徴
- 褒められると素直に喜び、相手に感謝をする
- 怒られてもあまり落ち込まない、ミスの場合は素直に認める
- 指摘されても人の意見を受け入れる
自己肯定感が低い人の3つの特徴
- 褒められても、嫌味と感じたり疑ったりして素直に喜べばない
- 怒られると必要以上に落ち込む、自分をダメな人間と感じる
- 指摘すると逆ギレしたり、自分のことを嫌っていると疑う
低い人の場合はこの3つ以外に、劣等感の意識が強かったり、過去の失敗やトラウマをとても恐れたり、周囲の人への依存が強く自分の意思で決められないことも特徴としてあります。
自己肯定感の高さは親からの愛情の注がれ方で変わる
自己肯定感の高さは、子どものころに受けた親からの愛情が大きく影響します。とくに母親からの愛情をたくさん注がれたどうかが最も影響すると言われています。
自己肯定感が高い人は幼少期に褒めて育った背景がある
幼少期の教育で子どもを自己肯定感を高めていると、自己肯定感の高い子どもには6つ特徴がでてきます。
- 人を尊重することができ、コミュニケーション能力が高い
- 自分の感情や衝動をコントロールすることができる
- ポジティブでプラス思考
- 物事に意欲的かつ集中して取り組むことができる
- 失敗を怖れない。チャレンジ精神がある
- 人と自分を比較することが少なく幸福度が高い
一方、自己肯定感が低い子どもにも特徴が出始め、成功よりも失敗した体験を強く意識するようになり、自分を否定的に捉えく思考になっていきます。
そして、自らの感情がコントロールできず情緒不安定になったり、自分さえ信頼できないので、他人も信用できずに協調性がなく諦めやすくなっていきます。
この高い子どもと低い子どもの違う点は、親からの愛情を注がれ方以外に褒めて育ったことです。
愛情があっても、ひと昔流行した子どもを叱って能力を伸ばす教育「スパルタ教育」は、やはり自己肯定感を伸ばす方法には相応しくありません。
子どもの性格によりますが、親が自分を受け入れていないと感じてしまい、自己肯定感を伸ばすところか、低いほうに導いてしまう恐れがあるからです。
このことから現在の日本の幼児教育は、子どもの自己肯定感を高めるために自信に持たせるようと褒める教育が浸透しているのです。
自己肯定感を高めることは大人になってからもできる
自己肯定感の高さは幼少期の親の愛情や教育によって変わりますが、だからといって低いと感じている人は、今さら遅いと諦める必要はありません。
自己肯定感を高めることは、大人になってからも可能です。それも、とても簡単で普段の生活でできてしまいます。
自己肯定感は散歩と睡眠で高めることができる
意外と思われますが、散歩と睡眠は幸せホルモンで知られる「セロトニンの分泌」を促進させるので、自己嫌悪を予防することができるのです。なので、自己肯定感を高めることにも繋がっていきます。
この2つの方法はいたってシンプルで何か試したりすることはなく、毎日時間を確保して取り組めばいいだけです。
ただし、睡眠の場合は質が悪いと効果がないので、うまく寝れていない、何度も起きると悩んでいる方は質を高める工夫をするようにしましょう。
自己肯定感の高さは人とのコミュニケーションで上げれる
職場の人や子どもの友達の親と交流する機会など人とコミュニケーションを取るなかで、周りの人たちの空気を読み過ぎて自分自身を偽ることが多くないでしょうか。
これは人とコミュニケーションを円滑に進めるために誰もがすることですが、あらゆる人に自分を偽ってしまうと、その後も延々と自分を出せずにとても苦しくなっていきます。
自己肯定感が低い人は恋人や配偶者、親しい友人にも偽ってしまうので、ダメな恋愛が多い1つの原因になります。
信頼関係に成り立つ人にまで自分に嘘をつき続けることは「自分を認めていない」ことにもなります。それを日常的になっていくと、自然と自己肯定感も下がっていきます。
このような状況にならないためにも、信頼ができる人には最初からありのままの自分を見せるようにコミュニケーションをとるようにしましょう。
人とコミュニケーションが苦手な人はカウンセリングがオススメ
今までしたことがないのにありのままの自分を見せることに抵抗があったり、ハードルが高すぎる感じる方もいます。
また、相手の意見に流されず人と自分の意見を伝えることも難しいと思う方もいらっしゃります。
正直、筆者もいきなりさらけ出して人と交流しろと言われても、今までやってきたやり方が染み付いてしまい、やり方が分からずできません。
このように難しい、できないと思った方は、まずは臨床心理士にカウンセリングを受けてください。
なぜなら、先生が自分に合った人間関係の築き方を一緒に探し見つけてくれるからです。
臨床心理士によるカウンセリングは病院の心療内科やクリニックで行うことができますが、一番のオススメはオンラインカウンセリングです。
とくにココナラのカウンセリングは日本最大級なので、利用者と実績が豊富で質も良いことで評判が高いことからオススメです。
病院に通うよりも低料金なので利用しやすく、スマートフォンやパソコンなどがあればいつでもどこでも気軽に相談しやすいです。
人とのコミュニケーション力に自信がない方こそ、じっくり自分と向き合うことが大切なので、しっかりと話を聞いてくれるココナラのカウンセリングから始めてみましょう。
自己愛性パーソナリティ障害の対応にも自己肯定感が大切
自己愛性パーソナリティ障害のターゲットにならないためには、
- 自己肯定感が低い人がなりやすい
- この自己肯定感は幼児教育や親からの愛情が影響する
- 大人なっても自己肯定感は高めれるのであげるようにしよう
この3つは押えておきましょう。
自己肯定感を高めていくと、自己愛性パーソナリティ障害やモラハラの対応方法に繋がったり、ターゲットにならないように予防したりすることもできます。
自己肯定感を高める方法は簡単で、散歩・睡眠・人とコミュニケーションをとるの3つだけなので、やってみましょう。
そして、難しいと悩んだ場合は、一人で抱え込まずに気軽に利用ができるココナラのカウンセリングを使い、相談しましょう。
先生と話すこともコミュニケーションの1つなので、利用するだけでもかなりの効果がありますよ。